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□ 始まり □

    小学校4年生の時に購読していた『ちゃれNじ』6月号の特集が、梅雨の季節→室内で読書→漫画の紹介だった。 当時の私は奇面組以外、特に漫画に興味を持っていなかったのだがその特集は気に入って、幾つか紹介されていた作品の中でも、 なんとなく気になったのが『らんま』だった。この特集は切り取って今でも保管してある。

    小学校5年生になり、隣の席でなぜか仲良くなった子は、 その歳にして毎月メージュとメディアを買う程の早熟なアニメファンだった。 季節は忘れたが、ある学校帰り、彼女に付き添って大型書店の漫画コーナーに足を踏み入れた私は、 平積みの漫画の中でどこかで見たことある絵を目にし、その時初めて「あ、あの漫画だ。……読んでみようかな」 という気持ちが湧き起こった。迷いの心もあったが勇気を出し、 そして私は初めて自分で漫画を買うという新しい経験に踏み切った。 人生における一大事件、『らんま1/2』1巻購入である。

    …読んだ人なら知っているだろうが、1巻はこの1冊でとてもすっきりと終わっているのである。 実際に私は「つづき」が気にならなかった。これで、この先に手を出さなければ、この事は十分修正可能だっただろう。 だが、春休みに遠出した原宿のあの店(今は無きメッカ)で… 手に取ってしまったのである。 2巻を。  これもまた読んだ人なら知っているだろうが、2巻はとっても中途半端に終わるのだ。 「つづき」を知りたくて買っていく内に、気付いたら私はもう二度と戻れない道へどっぷりと足を踏み入れていたのである。  (そして小6の秋に『らんま』初映画化で表紙になったメージュを買ってから、 アニメの方にも開眼していくのだった…)

    『らんま』TVアニメ放映時間の金曜夕方は悔しいかな、 習い事の時間にぴったり重なっていた。ビデオの扱い方も知らない。 というより、TVで放映しているのを録画できるなんて事すら考えなかった。 夏休み、初めて観た『らんま』は、凄い久し振りに観るTVアニメで、 緊張しながら、何かやましい事でもしてる気持ちだった。(TV自体ほとんど観なかったので。) 記念すべき内容は… 緊張しすぎで、何がなにやら…(早乙女親子喧嘩話)。 OP(絶対!PART2)がなんか良さげだったんだけど、次に観たらもう変わっていた(地球オーケストラ)。 休みが終り、次からはまた観れなくなるため、悲しみにくれながらOPとEDをカセットテープに録音した。 結局、最後の方をまた少し観る事が出来たのだが。
(「熱闘編」とあったので、他のシリーズもあったのか!と、くやしがったのもお約束。)

    見よう見真似で漫画絵を描き始めたのも、『らんま』を知ってからだった。 私の落描き帳に拙い絵がどんどん増えていった。 どういうわけか『らんま』が少年サンデーに連載されているのを知って、 親の目を盗んで駅前のコンビニで時々立ち読みもしだした。(当然、見つかって怒られた。) 丁度、パンスト太郎真っ最中の頃だった。(落描き帳にも彼もどきが登場。) 中学生になると場所(コンビニ)にも時間にも余裕が出来、立ち読みの手はジャンプにまで伸びた。←過去形)  この頃は普通に、主人公の乱馬がかっこよく思えて好きだった。

    ところが……次第に、らんま→うる星へと熱が移行し。 単行本の方は、実は揃えてないどころか、実際に所々買ったのは1/3 ? しかもイロイロあって、今手元にあるのは…  最初と最後を2巻ずつと、気に入ってるハーブ〜真之介編のみ。(しかも古本。)  あとドイツ語、韓国語(正式版と準正式版)、香港版を1冊ずつとか。 でもイラスト集(かなり中身が濃くて満足な出来。)があるので、 立ち読みの思い出も含め、だいたいの話は把握してるはず……のつもり。 ワイド版になったら全巻集めるつもりなので早く出して下さいな、小学館。 (復刻版出すならワイド版出してよ!! というか、あんな表紙の「復刻版」を出す理由がわからないのですが。)  ついでにCDとして持っているのは主題歌集とDOCO1stだけですが、他にも色々聴きました。 そこら辺は、100のQにやたら語ってあります。

るーみっくの章


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