♪感想♪
原作漫画も良いけど、あえてアニメの方で紹介。
原作は、ものすごい悲劇であり、同時に喜劇でもある。
アニメは、完全なる悲劇。
人間vs魔族という作品設定はけっこうありきたりのようなはずなんだけど、
でもそれを突き進めるとこうなるのね…。
放映中では、最終話一つ前のパンドラの話しか観れなかったんだけど、
(1話まるごとパンドラと箱の過去が語られる独立した話。)
最終回の予告のフルートの一言が気になって気になって。
友人にビデオを借りて、ぶっ通し二日で観終えました。(暴挙)
ちょっとかるい気持ちで…では観られません。緊張し続けでした。
まるで荘厳な叙事詩を語るかのような、次回予告。
最後……あの深みは深すぎます。(これがTVアニメだなんて。)
↓最終回ネタバレ↓
「こうすれば、この箱の中であなたを私のものにできる…」
自らの手でハーメルを箱に封印したフルートは、
母ホルンの後を継いでスフォルツェンドの女王になり、
それから後、世界は何年も平和な時をすごす。
パンドラが奏で、ハーメルが闘った巨大バイオリンは、
今はフルートの手によって、王宮でその音色を流す。
だが…果たして、フルートは再び箱を開けずにいられようか。
パンドラと同じようにフルートもまたきっと後悔する。
彼女はハーメルを、今も心から愛し続けているのだから…
魔族たちは箱の中で、その日が来るのをゆっくりと待っている…
そして、最後の最後で制作側が垣間見せた、ありえたかもしれない、「もう一つの道」…。
本来の01話で、フルートとハーメルは掟を破って旅人を助けた。
村祭りの夜、空に星はなく、それは不吉の前兆であった。
そして主人公達は「真実」を知ったことによる悲劇にのまれてゆく。
それに対し、こちらの「もう一つの」第01話では、
傷ついた旅人(スフォルツェンドからの使者)を、
「よそ者には関わらない」という村の掟を守って見捨てる。
そしてフルートもハーメルも、真実を知らないまま、
魔族によって世界が滅しようとも、愚かで幸せな日常をすごす…
村祭りの夜、空には、幸せを祝福するかのように沢山の星が輝いていた。
それはまるで……
作中ソロ曲「今はいない子供のための子守唄」が聴きたくて、
パンドラの箱BOX特典BGM集を3枚揃えてしまいました。
ジャケット画がとてもいいです。
♪漫画♪
めちゃめちゃ笑いました。
学校の友人から借りて読んでいたのですが、連載(ヴォーカル編)途中で卒業してしまって…。
最終回まで読んだのはかなり後のことでした。しかも立ち読みなので、じっくり読み取れたかどうか。
立ち読みした分はほとんど覚えてないです。
ヴォーカルの残虐が長すぎて、途中で話が停滞してしまった事は大きな汚点でしょう。
ケストラーがアニメと全然違くて、とまどいました。
アニメのあの話で惚れ込んだ私なので、パンドラとケストラーの関係はアニメ派です。
最後のリュートもアニメ派です。
(個人的に、フルートの基本スタイルがどうしても受け入れられない。
あと、結んでる時とほどいた時で髪の長さが違いすぎ!)
好きキャラ サイザー。魔族時代も天使時代も。 兄・リュート。
登場人物のどの悲劇にも泣ける。
|