Eleanor Farjeon
○作品紹介○ |
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○おはなしリスト○
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○語り○ (暫定)
表題作の『天国を出ていく』は、冒頭のフランスのオニ決め歌を、
歌詞から想像して「おはなし」にした話です。
一番良い話は、『しんせつな地主さん』。
冒頭を読んで復讐の話だと思った、あさはかな私のばか!
もう、すごいくらいに良い話です。 第一衝撃
そして『パニュキス』。
5歳の男の子と女の子のかわいい恋話だったのに・・・
児童短編でこの深みはなに!!?? 第二衝撃
・・・・・やられました。
紀伊国屋でファージョン作品集を全巻一気買い。
まだ私が持っているのは、その全集と『町かどのジム』だけです。
全集の方は、読み終えてしまうのがもったいなくてもったいなくて(涙)、
『ムギと王さま』(の前半)と二冊の『マーティン・ピピン』だけ、まだ読めません…。
特異極まる作者の子供時代。↓
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○作者紹介○
ファージョン家は、両親も子供も正規の学校教育を知らずに育ちました。
ファージョン家の子供部屋は、兄ハリーの統率する一つの王国でした。
そこでは、ハリーが規則をつくり、遊戯を思いつき、寝る時間をきめ、
誰にも妨げられない生活を送る事が出来ました。
ことに、ハリーと妹エリナーは、ほとんど一体といってもよく、
ハリーが歌うと、エリナーはほとんど自覚することなく、
それに合わせて二部合唱をする事ができたといいます。
エリナーは、あまりに大きな兄の影響下にあったため、二人は知らぬ間に、
一種の自己催眠による、ふしぎな世界に入っていました。
彼らは二人だけで、他の人の知らない人物になりきり、
何時間でも、そうなっていることができるようになりました。
二人の間で「TAR」と呼ばれていたこの遊びは、20歳を過ぎても続きますが、
王室音楽学校の教授に任命されたハリーは突如、エリナーをTARから解放します…
30歳前に、妻子ある詩人エドワード・トーマスを心から愛するようになりますが、
彼には何も告げず、何ものも求めず…
四年後、エドワードは第一次世界大戦で戦死します。
しかし、知り合ってまもなく彼の妻ヘレンには、彼を愛している事を告げ、
なんとその後二人は心からの友達になるのです。
・・・・・やられました。
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月がほしいと でこぽんが泣いた |
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エリナー・ファージョン紹介ページに、 出会いや、お気に入り紹介があります。 |
mitchell | : | このページに、「おはなし」について とても良い言い方で紹介文があります。 |