犬夜叉 v 桔梗 の 話

※純粋な原作ファンは読まない方がいいです※

○うわごと○
   あの秋の日のことは、まだ覚えています。犬夜叉の連載が始まった日のサンデーは、丁度高校の研修で日帰り遠出をしていた時だったので、道中、かさばるサンデーを買って帰りました。表紙+巻頭カラーだったので、新連載1回目と2回目のサンデーは買って、今も本棚の奥にとってあります。
でも実は、連載開始の話から納得のいかない問題があったので、そんなに作品にのれなかったのです。第1話の最後で犬夜叉は、近づいて来るかごめから桔梗の匂いを察して長い封印から覚めるわけですが、だったら何故、かごめが犬夜叉を最初に見て耳を触った時に気付かないんですか。(展開の都合上とかなし。)
   正直、漫画だからという妥協なしに中学生のミニスカルーズは個人的にかなり受け入れがたいのですが、それにさえ目をつぶれば、ヒロインかごめは無難にいいキャラねと受け止めていました。が。

   桔梗が復活、犬夜叉と桔梗は両想いで幸せになるはずだったが、奈落に嵌められて悲劇の悲恋に……という50年前の真実がわかると、もう、だめでした。 犬夜叉は桔梗と結ばれるはずだったのに、なんでその位置にかごめがいるの??????????みたいな……。もうね、この二人に今度こそ幸せになって欲しくて欲しくて…
   主役二人が公認になるを見るのが苦痛で、漫画も読むのをやめてしまいました。犬夜叉で持っているのは単行本1巻と、サンデーグラフィック1冊だけです。
   そんな感じで、犬夜叉という作品を遠くからおびえて見守っているとアニメになりました。アニメは歌やかごめのキャラデザなど、気に障る部分があったので観る気はあまりしませんでした。 正直、当時一番驚いたのはキャラデザ。うる星もらんまもアニメ絵は原作絵とは違う独特の(瞳の大きい)絵柄だったので、るーみっくのアニメ化はそういう絵柄に変わるのが当然だと思い込んでいたのです。今にして思うと、時代が変わったのかなと思います。そもそも原作絵自体が、どんどん変わっていきましたからね…。  というか、私はその頃日本にいなかったことを思い出しました。でも、桔梗復活の第15話だけは、友人にビデオ録画してもらいました。それを留学先に持ち帰って、友人の家で再生、鑑賞。

紅葉の桟橋での抱擁を観た時、何かが吹っ切れました。

この話は、悪い夢に過ぎない。
二人を引き離す奈落の存在は、なかった事にしよう。 実際はこのまま二人、共に人間になって幸せに暮らしたんだ。 そして四魂の玉も消滅。めでたしめでたし。 ……と、思い込む事にしました。
そうしたら、気持ちがすっきり^^

原作が好きという人には本当に悪いんですが、今続いている『犬夜叉』という話は、犬桔から派生した「バッドエンドルート」だと思っています。(作者がどういう順番で構想したかに関わらず。)この話がどういう結末になろうが、もう動揺しない。だって、本当の二人は共に幸せになったんだもの。…というのが私のスタンスなので、同じ犬桔好きの中でもかなり立場狭い感じの犬桔ファンです。(「犬桔の"悲恋"いいよね〜」 とかいうのとは、また違うということです。)

   私が犬アニメを観たのは、ほぼそれだけです。(犬v桔スペシャルは観るべき?) 内容把握は、だいたい10巻以下で止まっているので知らないキャラが多いです。原作の最終回が受け止められるようだったら、全巻読んで集めると思いますが、それまではこのままです……(正直、ここまで長連載になるとは…)
私にとっては、桔梗(が好き)=犬夜叉v桔梗という認識です。またアクセントの問題ですが、アニメの[→き→きょう]ではなく、[↑き↓きょう]とずっと読んでいます。

   ていうか、先生、ファンの方々、すみません。(謝罪) らんまといい、めぞんといい、こんなに原作ストーリー否定して…… もうはずれ者るーみっくファンだわ…。るーみっくで、こんなにカップリングの強い作品はこれだけですよね。るーみっくファン同士なのにCP対立でかなり亀裂が入る結果になったので、正直残念な気持ちになります。(自分の好みがどうこうではなく。

犬夜叉というと連載開始もそうだったし、紅葉の桟橋といい、秋のイメージ。

るーみっくの章へ