ララを観たのは思い出といえる歳ではなく。感想です。
おすすめ話(抑えておく話)
第01話 みほ、魔法をもらう。
第02話 ララとしての始まり。
第08話 魔法のひみつ。
第09話 ララ歌手デビュー。
第10話 CDキャンペーン。
第15話 離婚問題。
第19話 お姉ちゃんの過去。
第20話 働く母親問題。
第23話 お姉ちゃんの交際問題。
第24-26話 最終三部作 |
感想
今時の子は魔法なんて素直に受け入れないという考えで
制作側が作っているので、驚くほど現実がましい作品になっています。
魔法少女が、わきスプレーのモデルなんかやってるんですよ!(驚)
CDキャンペーンやっても、誰も買いに来ないんですよ!(涙)
マミやらエミやら見てきた人(私)たちからすると信じれませんよね。
大人気大成功だったファーストコンサートも、大きくない屋内ホールです。
ギャラとか契約とかいう単語も普通に出てきます。
今までの4部作とはかなり違う感じです。
私としては魔法ちっくな話が好きなのですが、
ぴえろ魔法少女で育った者としては、やっぱりみんなに愛を注ぎたいわけです。
お父さんは考古学者、お母さんはTVの敏腕プロデューサー。共働きです。
みほは「有名になってサインをしたいから」という理由で漫画家を目指して漫画を描いています。
みほの絵の上手さにはアニメだからと目をつぶりましょう。
毎回、魔法少女の家は「憧れ」が沢山つまった家ですが、
みほの部屋も今までに負けず劣らず憧れる作りになっています。
階段ベッドに、みほ専用の空中庭園、ブランコつき!!
お姉ちゃんが出てくる話が好きです。
今までの魔法少女はエミ以外一人っ子で、
こういう大人なきょうだいがいる作品がなかったので、新鮮。
第23話、いつもと違う変装ララが出てくるのも見逃せませんが、
公園でうっかりキスされてしまった時のお姉ちゃんの反応が…
すごい、すごいリアルだと思いました。
しっかりして頼もしく見えるけれど、まだ16歳なんですよ…。
あとは、太郎のみほ好きっぷりにもえもえしてました。
隣同士の幼馴染の同じクラスー!
2歳「みほちゃんとあそぶー」ですよ。
最終回、偽ツインテールに真っ赤になって照れてるんですよ。
かーっ><
最初は嫌っていたみほも、ララとして太郎の優しさにふれて、
彼を見直したのですから、もう数年後が楽しみ楽しみ。
小〜中学生時代の周りのひやかしに耐えて、関係を維持して欲しいものです。
第01話でみほと対照的に描かれていたあんながなぜ、
みほ・あきるというクラスで冴えなさげな二人とつるんでいるのかが謎。
あんなの性格ならクラスのリーダーグループにいるはずなのに。
考えたのが、家が近かったかなにかで、
クラス替え前から三人は友達だったという理由とか。
魔法のスケッチブックで自分でデザインした服を着るというのがララなのですが、
でも…。仕事では、スタイリストの人が全部衣装用意してくれちゃうんだよな…。
別に変身後の体の大きさにあっていれば、魔法の服でなくても全然構わないわけで。
せっかくの魔法なのに目立ってなくて、ただ着替えるのが面倒なだけという…
残念。もっとスケッチブックに色々描いてるの見たかったです。
……………………
最終回 感想
ゆっくりと話が過ぎていく中で…最後の最後。
「君はあのおじさんのこと、なんて呼んでたの?」
え!?
「きみ…ララだよね」
えええっ!!!
「笑ってごらん、みほ。
あと何年かしたら、きみは本物のララになれるんだよ。」
……………………… ! ! !
なみだぐんでしましました。
なんていい最後を作ってくれたんでしょう。
コミさんがみほをララだと見破った時の、みほの表情が逸品です。
驚きつつも、今、目の前にいる人は自分がララだということを知っている。
みほがララだということを判ってくれた人がいることの安堵感。
その複雑な心境が上手く描かれた顔なのです。
最後の台詞で、コミさんの呼びかけが「みほちゃん」じゃなくて
「みほ」と呼び捨てなのがまたいいなぁと…。
「魔法をかけてあげる」という台詞から、
コミさんは「帽子おじさん」が魔法をくれることを知っていたのでしょう。
不思議さんがかばんに持っているのは女の子用の魔法だけだったけど、
それとは違う魔法をコミさんはもらっていたのかもしれません。
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