ロビンフッドの大冒険

今、森のいぶきを感じる

+作品紹介+
時は12世紀。
所はイングランド、ノッチンガム州。
領主アルウィン男爵(悪者)に館を焼き討ちされてしまった、 貴族ハンティングドン家のロバート(ロビン・フッド、14歳。我らが正義の味方)は 三人の従兄妹達と共にシャーウッドの森に逃げ込む。 ヒヤフォード僧正(ひひじじい。アルウィンの仲魔。)との婚礼の為 ノッチンガム城にやって来たランカスター家の姫、 マリアン(14歳、黄金の十字架の持ち主)も逃亡に成功し、 ロビン達と森の隠れ家で行動を共にするようになる。
リトル・ジョンを頭とする森の山賊達との小競り合い。 時には手を組み、時には反発し合い。
陰ながらロビン達を助ける僧、タック。
ロビンの宿敵、赤髪の騎士ギルバートはマリアンを想い。 ギルバートの妹クレオと、ロビンは男爵の悪企に翻弄される。

ロビンの射る弓は、亡き父の形見。
森の平和を守る為、自由と正義の為に少年達は悪に立ち向かう。

放映:1990/07/29〜1991/06/30。 全52話。(総集編×6)

+感想+  (痛々しいほどハイテンション)
  これぞ、知る人ぞ知る名作!(ということにします。) OP、EDからしてはまれます。 特にOPは、音楽も絵も構成も、本っ当に良いです!!

  出逢いは…小5あたりだったかしら。 衛星アニメ劇場でその頃は毎日やってたのよね… (記念すべきBSアニメ第1作。)
当時印象に残ったのは、アルウィンに騙されてロビンが林檎を射ってしまうシーン。 そして最終回の一番最後。 森の中で皆で楽しそうにしてるイメージが、おぼろげに記憶に残った。 まだビデオを使えなかった私は、その最終回の30分をカセットテープに録音までしてたっけ。

  何が好きかって、まず、主人公であるロビンのキャラデザ! 顔といい、服装といい、弓といい。 ロビンのかっこいいというか、かわいいというか… そんな微妙な表情を見せる彼に小学生のあたしは・・・ はぁ
そしてモチーフ。
山賊隠れ家中世十字架正義の闘い・・・って、 おいしいツボつきすぎよ!
打倒、アルウィン!
ロビーン、みんなー、わたしもシャーウッドの森へ行くからまぜてー!!

  原作らしきものを読んだのは、ずうっと後のことだったんだけど…  最後酷すぎだよ(涙) なんだよ、あの尼! 見なきゃよかったと後悔。 しかも、現代のシャーウッドの森は、伐採で見る影もないとか…(泣)  夢、崩されましたね。この本で。 …。←過去の古傷

  でもいいの。私のロビンはここにいるんだから、と 友人に撮ってもらった再放送ビデオで復活。 今こんなこと語るに至ってます。 (いつかの休み、一時帰国して最初にしたのは、 まだ観終えてない『ロビン』ビデオを観る事だったという…)  でも引越しで紛失TTや未録画の話があったので、ちゃんとした製品のを欲しい。 (是非ともDVD化を。)

⇒ ☆ついに! DVD化されました

  渡韓して嬉しかった出来事ベスト10に入るのは、なんとなんと、 下宿のルームメイトが『ロビン』を知っていて、大好きだというのを聞いた時!!! もーびっくり! だってあまり知名度高くないから、 韓国ではやらなかったよなーと決め付けていたのに、 「大好き」ときたもんですよ! こんな奇特な子と同部屋になれるなんて、しくまれていたとしか思えません!!
  きっかけは、まいぱそに保存してある『ロビン』CDジャケット画像を見せた事。 あの晩は、それでいきなし盛り上がったなー。(懐)  彼女は韓国(吹き替え)のを観た後にたまたま日本の衛星放送のも観たそうで、 (日本語は判らないながら)あのOP&EDメロディー覚えてました! (ちなみに韓国で普通に放映されると、主題歌が作りかえられてしまいます…) 彼女もまたとても観たがっています。どうにかして観せてあげたい。(; ;)
  二人でささやかに、ロビンvクレオを応援してました… (当然ヒーロー(ロビン)vヒロイン(マリアン)一辺倒の話だと思うのに、 まさかロビン→クレオな展開がはさまってくるとは!あなどれないわ…。) (ちなみに彼女は某戦隊モノでも私とシンクロしていて、 ますますしくまれた何かを感じさせました。)

  先日ようやく、思い出の最終回を観ることが出来て……
ロビン……ロビン、
やっぱ、かっこよすぎだよーっ(感涙)
←再熱
  この最終回あたりの数話は、話はクライマックスだし、 かっこいいシーンあるし、絵も良い! そして最終回!! これはもう、大団円で本当に良い終わり方なんですよ〜っ。
我らがロビン・フッド、ばんざーい!
シャーウッドの森、ばんざーい!(大興奮)

  リトル・ジョンの 「ちっきしょう!おれだってな! おれだって、貴族の甘ちゃんだったお前が大っ好きだぜ!」 という台詞がやけに胸にひびきました… ロビンとリトル・ジョンの友情と結束って…時に強く、時にもろく(笑)
マッチもほんと、いい味出してるよな〜。いいなー、棒術。 しかし、ギルバートの16才ってのは誰がどう見ても年齢偽称だろう。BSのお姉さんもびっくりしてましたよ(笑)

  …この作品って、特徴あるキャラデザ絵と設定とモチーフ勝ちの作品だと思うんですわ。 ネタがいまいちだったり、流れがいまいちだったり、 絵がいまいちだったり、演出がいまいちだったり、 そんな話が正直、ありましたさ。 SF(すこしふしぎ)が20%あったり、時代考証危うかったりで、ともすれば 「こうやって実在した(かの様な)ロビン」に思いを馳せてしまう心に、何度も 「この作品をそういうリアリティー志向の目で観てはいけないんだ!」 と思い直されましたさ。
  その度にがっかりしつつも、それでも毎回観終わって、 「やっぱりいいなぁ〜」としみじみ思えるのは、話よりも、 キャラと設定とモチーフへの憧れの方が強いからなんだと。 ロビンはいつまで経っても少年少女の憧れの象徴なんだと、(決め付け。) …そんなことを、10年後に観直して思いました。
ギルバートの台詞を借りて言えば、 「夢を追い続けている限り、男は永遠に少年でございましょう。」 ってのに近いかな。

  アニメ劇場での放映って、ファンの色んなイラストが見れて、 今思うと、かなりおいしかったよなー。なんてことを。 …ネット広しとはいえ、ネット上でロビンのファンアートの少しも見かけなくて 物足りない気持ちで一杯の今日この頃、実感中。(悲)
もうなくなってしまったのが残念です。 BSアニメ劇場は解体して、アニメはNHKの色んな放映枠に分散した形になりました。 トッポ・ジージョガジェット警部やノームやモンタナ…ほんとに色々大好きでした。

+LINK+
東京MXテレビ 39話までのあらすじがあります。
DeepBlue 今のとこ唯一?ロビン専門サイトです。
細かな紹介と情報、感動な事に各話粗筋まで!!!
ここを見つけた時、どれほど嬉しかった事か…!
休止中… (メインページ)
Robin Hood
〜Legend of Sherwood〜
日本語版
アニメとは無関係の、ロビンフッドのゲーム。
画面も綺麗でプレイ方法も面白いです。
ロビンフッド好きなら、ニヤリと楽しめます。

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ロビンフッドの大冒険(C)NHK・NEP・タツノコプロ/1990-1991