篠原千絵

Purple Eyes in The Dark
そして、わたしの紫の瞳が目をさます

◇作品感想◇ ―反転ネタバレです―
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闇のパープル・アイ  →良い紹介
<瞳の色が紫になり、豹に変身するようになってしまった女の子の悲劇的な話>
  小学生の頃から好きな作品です。イラスト集も持ってます。 最初は小説の1巻→漫画最終巻→漫画2巻〜 というとんでもない読み方をしました。 救いようのないくらい酷い話なのですが、それ以上に、 ヒロインが紫の瞳になって豹に変身するという設定にはまりました。かっこよくて! でも話が酷いというか、悪役が悪役すぎて、主人公達がもうかわいそうでかわいそうで。 悔し涙なしには読めません。 最初は短期連載の予定だったとの事なので、いっそそうしてほしかったくらいです。 (曽根原の別荘で倫子が先生を噛み殺して、 妹(と自分)の復讐を果たして終わり…にする予定だったんじゃなかろうか。) でなければ、前半最後の崖クライマックスで決着つけてほしかった。  なんで生きてるのよ!!!
キャラ的に、後半より前半の方が好きです。 麻衣単体では好きなんですが、v暁生となると全く興味なし…
  慎ちゃんが倫子との再会直前に死んでしまって、 もう二人の愛は全然救われない、ひどすぎる。としか思わなかったのですが、 かなり長いこと経ってからまた読み直した時に。 立派に成長した麻衣そのものが、慎ちゃんの愛で、 倫子は麻衣に会った事で、慎ちゃんからの愛をちゃんと受け取れたのよね…と思うようになりました。 (そう思うことで自分を慰める…)  ほんとに長い事、「じゃあ…お嫁さんにして」の意味がよくわかっていなかったな…(若)
OVAを観てみたいです。
  TVドラマも何回か観ましたが、あれは瞳が紫じゃなくてピンクに見えてしまっていてがっくり。 でも、これを実写化するとは、すごい冒険したなと思います。
漫画ドラマ比較(ネタバレ)
TVドラマ!(よく聞くと、一応日本語も聞き取れます。)

月の影、海の闇  →海闇感想1  →海闇感想2
   〜「望んだものは、一つだけよ!!」〜
<超能力を身につけてしまった双子姉妹の、愛憎と闘いの話。>
  …流水ひいきです。双子で流水と流花っていう名前が、すごいきれい。そういえば名字が小早川。だから「流」なのか〜。 超能力は、3人目の能力が欲しい。一番便利じゃない? OVAもあるんですよね。どうなのかしら。
…みんなすごい評価してるようなんですが、私は最初に読んだ時に「え?」と思ったことがあって……  なんでみんな気付いてないの? いいですか、つっこんで。
問題は、最後です。最後の戦いで、 流花が「一緒に逝くわ」と思いながら、2人一緒に心臓をつらぬきます。 この時、2人とも能力の応用を使いましたが、 流水の方は先に能力が切れてしまい(つらぬいた時点では切れていた)、 つまり使ったつもりの能力の応用が通じず、そのまま心臓をつらぬかれてしまいました。 そして流花だけが生き残ったわけですが、ちょっと待ってください。 流花は 「一緒に逝くわ」と思いながら、なんで能力の応用使ってるんですか。 「一緒に逝くわ」と思ったのなら、能力を使わずに、つまり、 流水は先に能力が切れたので流花をつらぬけず、流花が流水をつらぬくだけ、になるはずです。 結果としては結局は同じことなのですが、 流花が読者を騙してやしませんか。
一緒に逝ってほしかったのに! 

……ファンの人すいません、最終回台無しのつっこみで。 どうしても声を大にして言いたかったんですよ…。 (あと、至近距離で銃を撃つと頭ふっとびます。)(台無し。

遼子の心霊事件簿
<霊感少女と、白猫ポウ(実は男性の生き霊)のコンビ。>
  怖すぎ(泣) 半分目をつぶりながらぎりぎり読めるくらい。でも面白いと思う。 猫好きで、心霊ホラー平気ならどうぞおすすめです。

蒼の封印  →良い紹介
<女子高生の主人公は、実は古代の鬼一族の総領・蒼龍だった。>
  途中まで読んでました。ちゃんと読みたいな…。

還ってきた娘  →良い紹介
<ピアニストだった主人公が幼女に転生して、従兄と謎や禍を解く話。>
  「あなたが私を殺したんだ!」この台詞は凄いと思いました。  最初の読みきりの1話で終わったほうが良かったんじゃないかな…。この話が全巻通しても一番完成度が高いです。 後になって一族の禍とか出てくると、興ざめ…。ていうか私、転生信じてないしな…。 それにしても、この人の男性キャラ(ヒーロー)は歳のわりに博識&しっかりしすぎる。
少女小説です。歳の差カップル好きには、多分おすすめできる。

天は赤い河のほとり
<ヒロインが、現代日本から古代ヒッタイト王国にタイムスリップする話。>
  主人公の髪型が受け付けなかったのと、 現代に残された彼氏がかわいそうで1巻から読めませんでした。まさかこんな人気になるとは。

短編
  文庫の『そして5回の鈴が鳴る』が、表題作も含めて1冊丸ごといい感じ。

◇LINK◇
少女コミック 作者コメント
別冊少女コミック 作者コメント
ねね'S わーるど 作者情報と天河サイト

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