ノートルダムの鐘

「せめて一日、外の世界に出たい」

■作品紹介■
15世紀末のパリ。
  街の中心にそびえ立つノートルダム大聖堂に一人の鐘つき男がいた。 後見人のフロローにカジモド(出来損ない)と名付けられ、 自分は「醜い容貌から人前に出られぬ怪物だ」と教え込まれて育った青年は、 20年もの間その鐘楼に閉じ込められながらも優しく純粋な心を持ち、 毎日鐘を鳴らしながら、いつの日か外の世界で暮らすことを夢見ていた。
  年に一度の「道化祭り」の日。 思い切って外へ出たカジモドは民衆達の残酷な嘲りを受けて深く傷つくも、 情熱的で心優しいエスメラルダに出会い、 石像以外で初めて自分の友達になった彼女を愛し始める。 しかしエスメラルダが愛したのは、正義感の強い兵士のフィーバスだった。 そしてジプシー追放に執念を燃やすフロローもまた、 憎悪の対象であるエスメラルダに魅入り、自分のものにしようとする。

やがてジプシーの隠れ家が見つかり、20年の時を経て裁判の日が来る…

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ディズニー34作目長編アニメーション。
  ヴィクトル=ユーゴーの原作『ノートルダムのせむし男』は悲劇だが、 こちらではディズニー「らしかぬ」ハッピーエンドになっている。 内容的に、他のディズニー作品より対象年齢がかなり高い。
この映画の主要人物は四人いる。
ノートルダムの鐘つき男、「怪物」カジモド。
自由と正義の踊り子の娘、「ジプシー」エスメラルダ。
悪を嫌う冷徹な最高裁判事、「人間」フロロー。
そしてこの話の舞台である、「聖域」ノートルダム大聖堂…
Who is the monster and who is the man?
What makes a monster and what makes a man?
・・・怪物とは誰で、人間とは誰なのか・・・

■感想■
  私の『ノートルダム』に対する想いは、↑の作品紹介に凝縮しました。 映画館(吹き替)へ観に行ったのですが、その時観客が満員で、私はスクリーンど真ん中の通路に座って観る事になりました。距離も丁度良く、視界に何もさえぎるものがなく、ノートルダムの凄い迫力を全身に受けて鑑賞したのです。それはもう、すごい感動を受けました…。

  ディズニー長編で他に特に好きなのは『リトル・マーメイド』と『ムーラン』。女性キャラの中ではアリエルが一番「かわいい」と思います。ムーランは、私が男装女子好きなため。一度中国語音声(字幕も中国語)で観た事あるけど全然わからなかった。でも中国の話なのだから、最初からオリジナルを中国語音声の英語字幕で製作すべきだと思います。中国語版のほしいなあ。 でも、だとしたらノートルダムもフランス語で作るべきだよな。(私が映像作品などでよくこう思うのは、それぞれの「言語」を尊重すべきだと思っているからです。)といいつつ、何故か私、フランス語にだけは興味が持てないのよね…;なんでだろう…。好きな作品もちゃんとあるのに…。
  原作小説は、アニメで初めて知ってから読む人にとってはかなり辛い内容だということで、まだ勇気がありません……。ルームメイト(心の友)も、ディズニー中、この作品が一番好きで、HNにカジモドの名前をもじって使っているほどの子でした。彼女が大学入学後、嬉々として初めて?図書館で借りてきた小説がそれで、読後にすごい暗くショックを受けていたのが忘れられません…。

■LINK■
Magical
Mystery World
画像つきの詳しい紹介。
ディズニー好きは必見サイト。
ノートルダム同盟 絵!!!

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The Hunchback of Notre Dame(C)Victor Hugo/ Disney/19,1996