十二国記

御前を離れず、詔命に背かず、
忠誠を誓うと誓約申しあげる

*作品紹介*
これは、十二人の王と十二頭の麒麟が治める、十二の国の世界の話。

崑崙(中国)と蓬莱(日本)の間にあるという、地図にないこの世界へ たった一人で連れて来られた16歳の女子高生、中嶋陽子。 何の事情も判らないこの地で、襲い来る妖魔と戦いながら、 陽子は孤独な旅を続ける。 必ず、元の世界に帰るために。 自分の居場所を取り戻すために。

〜『月の影 影の海』上巻

↓正しく刊行順に読みましょう↓
・魔性の子 (新潮社文庫) 1991年

十二国記 (講談社X文庫)←挿絵つき推奨

・月の影 影の海
・風の海 迷宮の岸
・東の海神 西の滄海
・風の万里 黎明の空
・図南の翼
・黄昏の岸 暁の空
・華胥の幽夢
冬栄
乗月
書簡
華胥
帰山
(上/下)
(上/下)
………
(上/下)
………
(上/下)
(短編集)
………
………
………
………
………
慶/巧




慶/戴

戴/漣



1992
1993
1994
1994
1996
2001
2001

*感想* 暫定版
  留学中に、友人がわざわざ日本から持って来て貸してくれて知った小説です。 徹夜で読みふけりました。 一般に上巻がつらいとか言われてますが、私は特になにも…。 個人的に、『十二国記』という話は面白さの半分を第01巻の『月の影 影の海』、特にその下巻の種明かしの部分が占めていると思っています。 なので、メジャーになってきて、最初(もしくは途中)からその内容(勿論これがないとそれ以降の話の半分が始まらないわけですが。)を知ってしまう人が増えてしまっているのではないかと危惧中。(残念…) なので、ここではその内容には決して触れません。

*アニメ感想* (痛い毒入り)
  正直アニメ化にはびっくりしました。 「文字」の面白さが30%くらい占めてる小説なのに、面白さが半減するのではと…。 第01話から全部観ました。OPとEDが雰囲気出ていて良いと思いました。OPの十二国俯瞰図は、絶対に一目見るべきです。
  オリジナルキャラには、やはり不満を感じざるを得ませんでした。 私は陽子の髪について強いこだわりがあるので、アニメのキャラデザには文句たらたら。 前髪はもっと短く揃ってないと!!それが陽子。まゆげにかかってるなんて絶対タブー。 (あと、自分の髪でぐるぐる巻いてないのね… しょぼーん)  そんなわけで、話より絵に注目して観ていました。(嫌なファン。) 陽子が満足に描かれている回はほとんどなかったナ……;(注:個人感想。髪命。)
  風の万里編が一番面白く、陽子以外のキャラの絵が一番きれいだったので、楽しみに観ていました。 特に前半の祥瓊の迫害されっぷりにぞくぞくきました。容赦なかったよ!(嬉)  最後に出てきた浩瀚の顔、平ったくて驚いたよ。
  せっかくアニメのカラーなんだから、もっと登場人物の髪の色数を豊富に描いて欲しかったです。 王宮の人も街の人も、特に前者、ほとんど黒茶灰だけ………(しょぼーん)  十二国の羨ましい事の一つが、髪の色はカラフルで普通!と思っているのに、それが見えてこなくて残念でした。 あと、楽俊はちょっと茶色がかってた方がいいんじゃないかしら。

「黄昏の岸 暁の天」「図南の翼」のアニメ化がされていない理由については、 こちらに公式の説明があります。

*ひいき*
好きなのは…楽俊と陽子(andでもloveでも)、雁主従、月渓v祥瓊、恭主従。尚隆v陽子も可。李斎。予王v景麒vs舒栄。
興味薄なのは、戴主従、利広、更夜あたり。慶主従はVS関係で。
ドラマCDも聴いてみないとなあ…。 落人先生が気になります。恩人よね。

*LINK*
十二国記サーチ
赤子鳳声 五社共同運営の公式HP。
人物紹介、各話紹介、商品情報。
NHKの公式HP 全話の次回予告を見られます。
十二国雑記というコーナーで獣をテーマに
麒麟、妖魔、騎獣、使令の説明ページあり。
Victer視聴ページ 十二国記のCD情報。色々視聴できます。
三軒堂常世館 各巻あらすじ、人物紹介、イメージ絵。
初心者におすすめのサイトです。
リンク切れが残念…。
十二国記
データベース
十二国世界の仕組み、百科辞典です。
図表つきで大変よくまとめてあります。
アニメ製作者もここを参考にした程。
わらう太陽うたう月 人物語りと絵と漫画の…、お笑いサイト。
赤いマニキュア おかしい漫画。
ぽちぽち 「日替楽俊」。

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十二国記(C)小野不由美/講談社